なんでどうして!?!こんなとこに!?

あなたは、東京にいるはずなのに。


「朱理行こう!!」

私は戸惑う朱理の腕を握り、通り過ぎようとした。

だけど、それができなかった。

私の腕はその男の人に掴まれていたから。