そして家を出て
最初に見たのが警察。
この辺で何かあったのかな…
そう考えた。
星夜「麗…!!」
ぎゅっ…
星夜「連絡取れなくて…
みんな心配してた」
『ごめんッ…』
あの時素直に送ってもらって…
でも、もしかしたら
星夜も危なかったかもしれない。
きっと私は間違ってなかった。
星夜「さっき、麗の家の前に
警察がいたから…事情聞いた
ストーカー…怖かったよな」
守れなくてごめん。
そう言って抱きしめる力を
強くする。
『ううん、大丈夫。
ストーカーって確信があるわけじゃ
ないしね!』
笑ってみせた。
星夜「無理して笑うな…
学校…行くんだろ?送る」
星夜だって中学があるのに…
ごめんね。
そして行く途中、星夜に
連絡が取れなかった理由を全て話した。
『……それで携帯も取られてて…。』
星夜「それ…立派な犯罪だよ。
監禁ってゆーの。」
『かん…きん?』
星夜「そう。これからしばらく
俺んち居ろよ。みんな喜ぶし。」