キラキラして

すごくあたたかい。



家中に響く歌声。

私の声。



それを聴いて

笑顔になってくれるみんな。



こんなにも幸せな時間は初めてで。




最高のクリスマスプレゼントを

ありがとう。





夕方、そろそろ帰らなきゃと

席を立つ。



夕方と言っても

もう外はすごく暗くて…

星夜が送ってくれようとした。



でも私はそれを断った。


せっかくのクリスマスだもん。

ってね。



1人で歩く帰り道。


誰もいない道。



…私に続く足音。



『もー、星夜、大丈夫だって』


後ろを向いたら誰もいなかった。