私は後ろを向いて

抱きしめ返す。




『大丈夫。

私は消えないよ。


実際私は今ここにいる。

星夜も触れてるでしょ?』




星夜「………」




ぽろぽろ…


と、涙を流す星夜。




『2人が存在している限り

離れることはないわ。


必ずって言えないかもしれない。


いつか貴方の前に素敵な人が

現れたら、私は自信を無くして

貴方を手放してしまうかもしれない。


でも、そんな時は

貴方が私を追いかけて?


そうしたらきっと

ずっと一緒にいれるから』




目を見開いて

私を見つめる。



『でも…もし私が死んだら…

追いかけないでね。


私が見守るから

貴方は幸せになるの。


だけど…

離れてても心は繋がってるって

思わせてねっ…』



自然と涙がこぼれた。