一緒にいるときは

ずっとって言っていいくらい

手を繋いでた。




トイレとか

そーゆーの除いてね?





手を繋いでるのが

当たり前って感じだったから



繋いでないときは

すごく不安で

寂しかった。




初めてのキスは

私の誕生日。




世界一のプレゼントだよ。




時が流れるのはあっという間で…



クリスマスイブの前日にかかってきた

電話。




《麗?明日…空いてねぇか?》


『…それ聞く?』


《いや、だってな》



はぁ…と私はため息する。



『私は星夜と会うのが日課なの。

会わない日なんて

今までなかったじゃない』




《そっか!明日、遠出しようぜ》



『遠出って…?』



《んー、秘密》



にやっとしたでしょ。

絶対。


そんなような声してるもん。




『まーいいや!』


《あ、お母さんに明日は泊まるって

伝えて》



『ふぇ…?あ、うん!』




会うって約束。

まともにしたの初めてかも。



なんか…

カップルみたい…




あ、カップルか。




えへへ…嬉しいなぁ…





《今日、早めに寝ろよ》



『うん…?』



《もういいや、今から来い》



『へ?!あ、うん!』



さっき会ったばかりなんだけどな…



って言っても少しだけだけど…



今は15時くらい。





私は急いで準備した。