『星夜……さんには

海で拾われました』



星夜「星夜、な。」




百合「どうして海に…?」



『死ぬ気だったんです。』




百合さんは両手で口を押さえている。




どうしてそう思ったのか、

どうしてそんなことになったのか、

全て話した。





百合「麗ちゃん…うちに住まない?」



私を優しく抱きしめながら

そう言った。




『母は…心の弱い人です。

私がいなきゃ1人になっちゃいます』



私はそう言った。




海翔「せめて…毎日ここに来なさい」



『そんなの迷惑になってしまいます』




星夜「迷惑じゃねぇ。

俺が毎日送迎する。」




いやいや、もっと迷惑でしょ。




咲夜「僕もお姉さんがいてくれたら

嬉しいなぁ…」




その表情…ずるいです。




『私がいても…いいんですか?』




百合「もちろんよ!

大歓迎だわ!」




『ありがとうございます…!!』