『ママがね、帰ってこいって』


星夜「そっか…」



『だから私…帰らなきゃ』



星夜「麗はどうしたい?」




そんなこと、初めて聞かれた。



『わかんない…』




星夜「じゃあ帰ろう。送るから」




少し寂しい気持ちもあるが

私は静かに頷いた。



そんな私の頭を優しく撫でてくれた。




ダッダッダッダッダッ



ガチャ




「はっけーん!」



突然誰かが入ってきたかと思えば

指をさされ、

気づいたら抱き上げられてた。




『あの…』



星夜「母さん…」



「あんたどこでこの子拾ってきたのよ!」




星夜「海」




そこ正直に答える?!