そういった私に驚く瑠奈。
それもそうだよね。
ここ最近、
私から書こう!なんて
言わなかったもんね。
瑠奈「えぇ、もちろん!」
と、私の手を引き駆ける。
私が選んだのは白い短冊。
願いごとを書いて、1番上に
取り付ける。
「んーっ、んーーーっ、」
聞こえてきた小さな子供の声。
高いとこに付けたいけど
届かない…ってとこかな?
『きm「ん。」…え?』
私がその子にかけようとした時、
誰かが私の言葉を遮り
その子を抱き上げた。
「わぁっ、お兄ちゃん!ありがとう!」
小さな子は抱き上げてくれた人に
お礼を言い、無邪気な顔で笑った。