放課後、梓とファミレスで一緒にご飯を食べる


「はぁ〜っ」

「なになに?恋する乙女のため息ですかー?幸せ逃げるぞーっ」


梓はいかにも気づいてほしいと言わんばかりに大きなため息を吐く


「どーやったら近づけるかなー?周りの取り巻き邪魔だよね」

と、怒る梓 あたしも混ざろうかな と言う梓に やめときなよ と一言


「でもー…」と梓も引かない

「たぶん唯人くんはそーゆーの苦手だと思うよ」



ゆい君は昔からそう、女の子が苦手だった。私にだけ…私にだけ心を開いてくれたのに…。