ちょっとこいよ


そう椎名くんに言われてついていくとついた場所は屋上


「俺、お前の事好きだよ


大好きなんだよ


一つ一つの仕草とか、可愛さとか、優しさとか


この前は悪かった




付き合ってほしい」



目をぎゅっと瞑って頭を下げる椎名くん


少し胸がぎゅっとなった

「ゴメンね

私…どうしようもなく好きな人いるから


椎名くんの気持ちには応えられない
ごめんなさい」




ゆっくり頭を上げた椎名くんはははっと乾いた笑いを漏らした