彼は大急ぎで私の元へきた


「おい!りさ、今からいい所連れてってやるよ」



手を握られ私達は廊下を走り



階段を登りたどり着いた場所は

「うわぁ!初めて屋上にきたよ」



「だろうな笑だとおもって連れてきたんだ〜」


彼は嬉しそうに言う

「俺のとっておきの場所なんだ」


とっておきの場所を教えてくれたのが


私にとってとても嬉しかった




それから二人で授業をサボった


「片桐くんありがとうね?連れてきてくれて」


彼は寝転びながらこっちを向き

「蓮でいいよ お礼なんていいんだって」


いつの間にか彼の笑顔が私の救いになっていたこと