蓮side

次の日俺は彼女との約束のために屋上へ向かおうとしていた。


そこに声をかけてくるヤツが一人。


「れーん!どこ行くんだよ!」


「慧か。屋上。ちょっと約束があってさ」


「あー、女の子???」


慧がからかうようにきいてくる。それに対して俺はあっさりと


「あぁ、そうだよ」


そう答えた。すると慧はさっきまでしていたからかうような顔からすっとんきょうな顔をして声をあげる。


「えっ、ちょっ、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?マジかよ!?もう彼女出来たの!?早くない!?」


「ばっ…!ちげぇよ!彼女じゃない!」



俺は慧に昨日のことを話した。