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「あーおいっ!お昼食べよー!」


そう言いながら私、桜葉 蒼(さくらば あおい)に飛び付いてきたのは幼稚園からの親友の朝倉 美桜(あさくら みお)だった。


「…美桜、苦しいよ~」


「だって蒼がかわいいんだもんっ!」


ぎゅう~っと後ろから抱きしめてくる美桜にギブギブと言いながら、私はくるりとからだを後ろに向ける。


「もう!いつも勢なり抱きつかないでって言ってるでしょ!」


「ごめんごめん。あ!それより早くお昼!時間終わっちゃう!」