冬「そうだぜ、俺らは愛ちゃんのこと
信じていたのに、どうして
裏切ったりするんだっ。」


『だからっ、私はやってないって。
私のことも、少しは信じてよっ。』


疾風「あぁ、はいはい。
裏切ってるようなやつは、
だいだいそう言うんだよな。
〈私はやってない〉ってさ。

いいかげんにしねぇと、
本気でどうなるかわからねぇぞ。」


『だからっ……』

疾風「まだ、言うのかっ。
いいかげんにしろよ、もう誰も
信じてないのに、いまさら言ったって
無駄なんだよ。」


『だけどっ!
本当に私は何も知らないんだからっ。』