明日奈とはるかは庭の手入れをしながら、その日は過ごし、そろそろ夕飯の支度にかかろうとしていた。
そして、リビングへと2人が入ると、幸樹の母が用意したトラップ装置の警戒音が鳴っていた。
「お姉ちゃん、警戒音が!!」
「うん、すぐモニターを出すわ。
あれ、これは・・・こんなに・・・。」
「この男って、お姉ちゃんのストーカーで捕まってたやつ・・・他のは仲間だわ。
どうしよう・・・今、使用人のおじいちゃんたちしかいないのに。」
「はるかは携帯で先生やみんなに連絡して。
私はトラップの電源を全部入れるから。」
(誰もいない・・・怖い。だけど・・・ここは、ここは幸樹先生のお母さんに守られたお邸なのよ。
大丈夫、大丈夫よ。全員まとまってなければ何とかなるわ。)
はるかが電話をすると、輝彦だけが会議中ですぐに電話が伝わらない状況だったが、幸樹に最初に連絡がついて、すぐにもどると返事を受けた。
そしてはるかが崇に電話すると、崇は知り合いになった刑事に連絡をすぐに入れた。
しかし、モニターで見る犯人集団たちは、すでに落とし穴に差し掛かっていた。
(お願い、引っかかって!)
ざっとみんなで10名ほどいた集団は意表をついた落とし穴に5人まきこまれた。
「あと5人だわ。」
最後のロボットとの戦いでは、幸樹と祥万が連携して幸樹が突破してきたように、最後の1名が邸内に侵入してきた。
「うっ、こいつは・・・最近まで捕まっていたやつ。」
「ふぇ~~そんな凶悪なのがこっちにせまってるなんて・・・どうしよう。
明日奈お姉ちゃん、どこかに隠れなきゃ!」
明日奈とはるかは幸樹の研究室へと逃げ込んでいた。
小柄なはるかだけでも、研究員用のロッカーや物入れに入ってやり過ごせるかもしれない。
そう思った明日奈は、はるかをエサ用の物入れの中にいれ、自分は研究室の入り口の裏で息をひそめていた。
「あ~~す~~なぁ~~~!
逃げても無駄だ。俺とおまえは永遠の恋人になるんだからな。」
研究室の入り口に犯人が入ったところで、もう逃げられないと覚悟した明日奈はビーカーや試験管を次々と犯人にぶつけた。
「おわっ!あぶねぇだろうが・・・。でも・・・やっと見つけたぜ。
ひひひ、待たせたね。明日奈行こうか。おいで。」
「誰が、あんたなんか・・・嫌よ。」
「来いっつてんだろうが!!ほらっ」
男が明日奈の手首をつかんで、連れ去ろうとした瞬間だった。
入り口を今度は1歩外へ出たところで、男はぬるっとした足元に、ヒヤッとした感覚がしたかと思うと、見事にひっくりかえった。
すぐに男の手を明日奈の手首から離し、男の首から胴体にかけてロープをかける幸樹の姿があった。
「せ、先生!!」
そして、リビングへと2人が入ると、幸樹の母が用意したトラップ装置の警戒音が鳴っていた。
「お姉ちゃん、警戒音が!!」
「うん、すぐモニターを出すわ。
あれ、これは・・・こんなに・・・。」
「この男って、お姉ちゃんのストーカーで捕まってたやつ・・・他のは仲間だわ。
どうしよう・・・今、使用人のおじいちゃんたちしかいないのに。」
「はるかは携帯で先生やみんなに連絡して。
私はトラップの電源を全部入れるから。」
(誰もいない・・・怖い。だけど・・・ここは、ここは幸樹先生のお母さんに守られたお邸なのよ。
大丈夫、大丈夫よ。全員まとまってなければ何とかなるわ。)
はるかが電話をすると、輝彦だけが会議中ですぐに電話が伝わらない状況だったが、幸樹に最初に連絡がついて、すぐにもどると返事を受けた。
そしてはるかが崇に電話すると、崇は知り合いになった刑事に連絡をすぐに入れた。
しかし、モニターで見る犯人集団たちは、すでに落とし穴に差し掛かっていた。
(お願い、引っかかって!)
ざっとみんなで10名ほどいた集団は意表をついた落とし穴に5人まきこまれた。
「あと5人だわ。」
最後のロボットとの戦いでは、幸樹と祥万が連携して幸樹が突破してきたように、最後の1名が邸内に侵入してきた。
「うっ、こいつは・・・最近まで捕まっていたやつ。」
「ふぇ~~そんな凶悪なのがこっちにせまってるなんて・・・どうしよう。
明日奈お姉ちゃん、どこかに隠れなきゃ!」
明日奈とはるかは幸樹の研究室へと逃げ込んでいた。
小柄なはるかだけでも、研究員用のロッカーや物入れに入ってやり過ごせるかもしれない。
そう思った明日奈は、はるかをエサ用の物入れの中にいれ、自分は研究室の入り口の裏で息をひそめていた。
「あ~~す~~なぁ~~~!
逃げても無駄だ。俺とおまえは永遠の恋人になるんだからな。」
研究室の入り口に犯人が入ったところで、もう逃げられないと覚悟した明日奈はビーカーや試験管を次々と犯人にぶつけた。
「おわっ!あぶねぇだろうが・・・。でも・・・やっと見つけたぜ。
ひひひ、待たせたね。明日奈行こうか。おいで。」
「誰が、あんたなんか・・・嫌よ。」
「来いっつてんだろうが!!ほらっ」
男が明日奈の手首をつかんで、連れ去ろうとした瞬間だった。
入り口を今度は1歩外へ出たところで、男はぬるっとした足元に、ヒヤッとした感覚がしたかと思うと、見事にひっくりかえった。
すぐに男の手を明日奈の手首から離し、男の首から胴体にかけてロープをかける幸樹の姿があった。
「せ、先生!!」