まぁ潤には無視されるかもだけど。


「ああ、そうだな。そうしよう」


あの未玖って子はきっと来ると思うから。


私は潤に放課後屋上に来てもらうようにメールをした。


そして放課後―。


「潤っ!!来てくれたの!?」


私、野上、美玖って子、潤の順番に屋上に集まった。


来てくれた潤の元に行こうとするけれど

彼は顔を背けてそっけなく言う。


「話ってなに?

手短に済ませてくれる?」


石を落とされたような気分で

ショックを受けると野上は言った。


「話はさ……決めごとを作ろうと思って」