彼は連絡していたときと比べてとても大人しく緊張しているかのようだった。



会話が進まないので私のほうから色々聞いたりした。


そして、私はさりげなく彼の手を握ると握り返してくれて彼はこう私に言った。


「全てを受け入れてくれたあなたに恋をしました。付き合ってください。」と。


私の返事はもちろん。


「はい。よろしくお願いします。」


まだこれが悲劇の始まりなんて思ってもみなかった。