「あたりまえだっ! あいつらが、あいつらだけが、俺の仲間だったんだよ。 あいつら以外、おれにはいなかった。」 「ならば、俺の仲間を傷つけないように、言っておけばよかったな。」 「……お前っ!」 「…とりあえず、出ていけ。 二度と俺らに顔見せんな。 もし、これ以上やりあうつもりなら……、殺す。」 「……ッ!」 その言葉を聞くと、男は悔しそうに下唇にかんで、部屋を出ていった。