それから一日、ずっとコソコソ言われていた。



放課後。

電話をしようとしたけど、既に慶助さんが来ていた。

そして周りには、お決まりの女子たち。
でも、そんな女子たちは気にしてないみたいで……。


「明梨嗄っ!」


あたしをみつけた様子の慶助さん。
こっちに向かって、手を振っている。

女子たちは、すごく不満そう。