そうすると、


「明梨嗄が謝る必要なんてないよ。」


って、頭をポンポンってしてくれる。

そして、


「ごめんね、僕、これから仕事あるから。
あと、もう“先生”じゃないから。」


みんなにそういって、車に乗った。


「んじゃな、明梨嗄、さく。
帰るときは連絡して。」


「うん。ありがとね。」