朝食を作り終わるころに、リビングに慶助さんがやってきた。

ご飯も食べるっていってるし、
顔色もいつもどおりのようだ。

やっぱり、怖い夢みただけかな。


「今日、送ってくよ。」


「えっ?大丈夫だよ。」


「なんか嫌な予感がする。
だから、今日から送っていく。朔也も。」


「……なんだかよくわかんないけど、わかった。ありがとう。」


「ああ。」