朔也と別れ、家に入ると、急に寂しさが襲ってきた。


「…ただいま。」


誰も返事をしてくれない。

一人暮らしのときは、全然大丈夫だったのになぁ。

今はもう、慶助さんなしでは、生きていけない。


「…慶助さん。」


携帯をみてみても、メールの返事も、何もない。