「一緒に帰ろうか、明梨嗄。」 「うん。」 あたしたちは更衣室で着替えて、店長に挨拶をしてから、店を出る。 「やっぱり朔也は、すごいね。」 「ん?何が?」 「お客さんからも、従業員さんたちからも、人気だったじゃん。 それに、接客も上手だし!」 「人気なのは顔だろ。どーせ。 あと、接客は、慣れだからな。 明梨嗄もなれたらうまくなる。」