「では開店しましょう。」 朔也が働いていたのは、飲食店だった。 あたしも働いてみたいな、って思ってたから、ちょうどよかった。 でも、接客とか、難しそう……。 「明梨嗄。」 「あっ、なに?」 「ぼーっとすんなよ?」 「うん。ごめん。」