「朔也。」


「ん?」


「これ、よくない?」


「あ、いいと思う。
兄貴、好きそう、こういうの。」


あたしが指したのは、シルバーのプレートネックレス。

慶助さんは、私服のときはいつも、ネックレスをつけていた。

結構オシャレ好きなんだよね、慶助さん。