そういうわけで、二人で買い物へ。
それは、よかったんだけど、
先生、相当注目を浴びている。
そりゃ、そのルックスだったら、そうなるとは思っていた。

それに比べて、平凡か、それ以下のあたし。
そんなのが横にいたら、みんな不思議に思うよね。


「柊さん。このお店、入りましょう。」


桜庭先生が指したのは、有名なブランド店。


「ダメですよ、こんなところ。
値段、そうとう高いですよ?」