こうやってよく見てみると、先生ってかっこよかったんだ……。 キレ目に、外国人みたいなシュッとした鼻。 少し厚みのある唇は、色気を漂わせている。 「なぜ、そんなに僕の顔を見てるんですか? 僕の顔に何か?」 「そういうわけでは……。」 「ならいいですけど。 とりあえず、荷物を片付けて、出かけましょう。 いろいろ必要なもの、買わないといけませんからね。」 「はい。」