「あ、でも、あっちに行く前とは全然違うからなっ!!あっちでは空手やってたんだぞっ!!」

あの弱かった優が…

俺の後をちょこちょこくっついて来る優が…

1回病院に行った方がいいんじゃないのか?

しかも金髪って……

「そろそろ時間が無くなってきたぞ」

「あ、そうだった」

優は何かを思い出したように、表情を変えた。

「今日は遊びじゃなくて、急ぎの頼みがあって来たんだ」

「俺に?」

「あぁ、そうだ。秋闇の総長になってほしい」