*柚綺*


柚綺「はあ……これで全員か
エマは大丈夫か?」



エマ「これくらい平気です」




息は上がっているが傷一つない

それにエマ1人で半分も……
ただの雪女にしてはなかなかやる


俺は周りを見渡した
自分の部下が血を流し死んでいる



俺は…部下も両親も簡単に殺す
俺の手はずっと汚れている
それはこの先も続くだろう



……ん?
そこで俺は違和感を感じた


1人足りない…?



…まさか…!




その時城の方から大きな爆音が聞こえた


エマ「城から!?あそこには姫様が!」


しまった!
俺は急いで城に向かった


柚綺「華夜!!」



勢いよくドアを開けて目に写りこんだのは星欄で突き刺されている俺の部下と同じように刀で突き刺されている華夜の姿だった


華夜「…はぁ……はぁ……」



しばらくして部下は光となって消えた



同時に華夜は刀が刺さったままその場に座りこんだ



柚綺「華夜!」


――その後すぐにエマが治療にあたった



なんとか命は助かったみたいだ



エマ「急所を避けていたのでなんとか…
もう少しで目が覚めると思います」


間一髪って所か………



まさか城に潜り込んだ奴が居るとは…


自分でまいた種で華夜を危険にさらして…



この作戦は失敗だな…