華夜「………っ」


まずい…今は霊力が使えないし
あるのは星欄だけ…
こいつに勝つのも難しい



華夜「…月の主、華夜
例え力が無くともお前等悪魔には負けない!」



私は星欄を抜いた


重い…!



星欄がこんなに重く感じるなんて……




悪魔「死ね!」



ドカッ




華夜「ぐっ……!」



壁に思いきり叩きつけられる


こいつの動きに全くついていけない…
攻撃を防ぐだけで精一杯…
こんな低級悪魔を相手にこの私が…


既に体中傷だらけになっていた



悪魔「どうした華夜姫
傷一つつけられないのか」


ニヤリと悪魔は笑った



悔しいけどこいつの言うとおり…


息も上がって傷口から流れ出す血と一緒に
力も抜けていくみたい…


でも…………




"愛してる"



…みんなの為に私はっ


私は真っ正面から突っ込んだ