華夜「え?柚綺が?」
エマ「はい……」
私はエマから全ての話を聞いた
いくら借りがあるからと言って敵である私達にここまで助けてくれるもの…?
それに結界まで…
柚綺にそこまで力があるなんて…
華夜「柚綺は?」
エマ「部屋を出て行ったきり…」
私はベットから立ち上がった
エマ「姫様!体はもうよろしいのですか?」
華夜「うん。心配かけてごめんね
柚綺を探してくる
お礼も言いたいから」
そう言って私は部屋を出た
*柚綺*
5時間前――…
華夜をべに寝かせて部屋を出た
そして俺はある所に向かった
そこはさっきの華夜が庇った慰霊碑の前
サア――…と風が吹く
柚綺「…お前等は俺が嫌いだろうな」
お前等を殺して今、華夜を苦しめてるのは俺のせいだからな……
――――…「柚綺お前はいずれルイスの名を継ぐもの。それをしかと胸に刻んでおけ」
「柚綺あなたはあなたの好きにしていいの」
「男なら強く生きろ」
「ルイス…月の使者達が居る限り我等に平穏はない。あいつ等を皆殺しにしろ」
柚綺「…了解しました」――…
俺は………