ハッと目を開けると私は自分の部屋に居た


…今のは…夢…?なんてリアルな…



『お前が…』


そんなの分かってる


…それより…私どうしてここに居るの
確か妖魔が襲ってきて…それからどうしたんだっけ…


起き上がるとエマが椅子に座ったままベットに伏せて寝ていた


深く眠ってる……?

私の付き人としていつも働いてきたエマ



エマも疲れているのね…


エマ「…ぅん…」


目が覚めたのかエマもゆっくり起き上がった


エマ「…姫…さま?姫様!目が覚めたのですね!」


華夜「うん…起こしちゃってごめんねエマ」




エマ「そんな…」




そうだ…確かあの妖魔と戦って気を失ってしまって…
あれからどれくらい経ったんだろ…


華夜「エマ、私はどれくらい眠っていたの?」



エマ「5時間程です」



5時間…そんなに長く眠ってしまったの…


……そういえば結界!



華夜「エマ!私が眠っている間に妖魔達は襲って来たの!?」



油断したっ
まだ妖怪達の活動時間

今では昼間でも動ける奴等も居るのに…っ


エマ「安心して下さい。実は――…」