こっちから反応があったはず……見つけた!
妖魔「どこだぁっ!月の姫!」
あれは…確か岩を使う妖魔
厄介なのが来た……
華夜「私ならここにいる!」
真上から星蘭で岩妖怪を狙う
先手はとった
これで………終わった!
キーン…!
華夜「………!!!」
妖魔「見つけたぞ…華夜姫ぇっ!」
………なんて硬さ
星蘭で斬れないなんて…
見た所、体全体を覆っている
防御にも攻撃にも使えそうだし…
でも…いくら頑丈でも同じ所に何度も打撃を加えれば壊れる可能性はあるはず
唯一弱点があるとすれば岩に隠れていない目の所だけ…
早く片付けないと戦い続きで疲労も溜まっている…
華夜「………参る!!」
私は目を狙って攻撃を仕掛けた
ピッと返り血がつく
狙い通り右目を潰した
妖魔「うぎゃああっ――」
よし…次は左目…
その時
妖魔「こ…のぉぉっ!」
華夜「うっ……!」
私は思い切り殴り飛ばされてみんなの名前が刻まれてる慰霊碑に叩きつけられた
華夜「かはっ……」
くそ……予想以上の攻撃力……
背中の骨がやられた……
妖魔「…これは墓か?」
…………!
気づけば妖怪は目の前まで来ていた
それにここはみんなが眠ってる…
華夜「それ以上ここには近づくな!」
ここはみんなが居る場所
壊させはしないっ
ここだけは守って見せる!