華夜「―――…っ
この子に…手出しさせない」


しかし毒により姫様は膝をついた


悪魔「ばかめ!毒をもろに受けやがった!」


―――…どうして…?
自分を盾にしてまで私を守ってくれたの…?


この人にとって私は敵のはずでしょ?



華夜「――…あなた大丈夫?……良かった」



なんの曇りもない笑顔…
"私と一緒に来ない?"



………変なお姫様…



私は持っていた解毒薬を姫様に打ち込んだ



華夜「――…?」



エマ「大丈夫…解毒薬です」



姫様は笑顔で"ありがとう"って言った


その後解毒薬が効いた姫様は一気に悪魔を消していった


そして城で傷の治療もしてくれた


華夜「元気になって良かった!」



――不思議な人…
でも私はこの人のお側に居たいと直感でそう思った


エマ「―私…雪白エマと言います
命を助けていただきありがとうございました
華夜姫様…私を姫様のお側に置いて下さい!」