冬夜「―――っ」



俺の目からゆっくり涙がこぼれ落ちた



華夜「冬夜……」
(無理もない……この子にとってたった1人の父の存在
冬夜が今までどんなに苦しい思いをしてきたか…)




リノン「さぁ、感動の再会は済んだ?
感謝して欲しいわ」


俺は涙を拭いリノンを睨みつけた


冬夜「感謝だと…?」



柚綺「…お前は確か…」



リノン「お久しぶりですルイス様」



柚綺「そうか…全部お前がやったのか」



リノン「そう怖い顔しないで下さいな
ふふっ、お喋りはそこまでよ
さっさと殺し合いをしてもらいましょうか」


父さんの意思とは反対に刀を手に取り戦闘体勢に入った


華夜「冬夜、父さんのあの刀にも気を付けて
暗黒刀…代々悪魔に伝わった妖刀なの
来るよ!」


俺と母さんも星蘭を持った



母さんの霊力は空っぽ
だけど母さんはいつも諦めずに戦って来た
少しでも霊力が残ってる俺が援護する!

俺が諦めるわけにはいかない
どんな敵が現れても父さんが相手だろうと
仲間を…この国を…俺は!


柚綺「…俺を止めろ
止められるのはお前等だけだ!」


そして戦いは幕を開けた