*?*


「ぅ…」


体中がズキズキ痛む…
もう…感覚も感じなくなって来た…



ピカッ…

朝の太陽の光が当たる


朝が来た…私も…戻らなきゃ……


その時足音が聞こえた


誰……?
足音の方を見るが逆光で眩しくて見えない…


人間…?妖魔…?
どちらにしても逃げなきゃ…
でも…意識が…遠のいて……



私の意識はそこで途切れた


―――――…


妖力の感じる方に行くとそこには人影があった


…女?

辺りに漂う血の匂い


すごい傷だらけだな…

どうする…
ほっといてもその内死ぬ……



華夜「妖魔だろうと悪魔だろうと皆が悪い奴じゃないの
あなたの父さんみたいにね」


母さんの言葉が頭をよぎった


冬夜「しょうがないな…」


俺は自分の傷は治癒の力が働いて治せるけど人のは治せない


だから月に連れて行く事にした