リューク「ウイルスは日が経つにつれてゆっくり俺達の体を侵食していった。これを見ろ」


リュークは着ていた服を脱いだ
その体には青い痣のようなものがたくさん出来ていた


華夜「その痣……」



ウイルスがかなり侵食している
あと1日もすればリュークは死ぬ…



リューク「俺はずっと…仲間を助ける為に必死で助かる方法を探した
そして昨日…ようやく見つけたんだ
華夜姫…お前の血が唯一ウイルスを殺すんだ」



――1日前


リューク「…見つけた!これで助かる!!
カシュー!見つけたぞ!俺達は助かるんだ!!」


ベッドで横になっていた俺の最後の仲間のカシュー



カシュー「…ほんとか…リューク」


リューク「ほんとだ!
月の華夜姫という女の血がウイルスを殺せる!
今から俺がそいつを連れてくる!

だからもう少しの辛抱だ!
俺が必ずお前を助ける!」




カシューは俺の親友だった
だから救いたかった


だけど――…


カシュー「―――っ!」



カシューの体の痣からじわじわと血が流れ出た


時間がない



リューク「待ってろ!俺が必ず助ける!
だからそれまで死ぬなよ!」




カシュー「―…行くな…リューク…
ここに居てくれて……」