「おい、良太
他に服はねぇのか」


ナース服を着たオカマ…
いや、如月 恭也が俺を睨んで言ってきた


「何着かあるが…
全部、遥様用だぞ?」


俺は如月 恭也の服装は笑えなかった
むしろ泣きたいくらいだった

せっかく俺が遥様用に買った服を
まさかムサイ男に着られるとは…


「そうか…」


如月 恭也は、ニヤっと笑うと
割り箸を一人ずつ一本渡し

王様と書かれた割り箸を見せつけてきた


「あっ!ズリぃぞ、恭也っ!」

「そうだそうだ!」

「反則だよぉ!」


遥様は如月 恭也の考えてることが分かったのか、ニコニコと割り箸を手に持っていた


「王様以外の全員
良太が持っている服でコスプレしろ」

「「「い、いやだぁー!!!」」」


俺らは、無理矢理
遥様用の服を着させられた