一日、一日が過ぎてゆく度に。 あの妖艶な体で艶美に泳ぐ、彼女への想いは募っていった。 「水……」 そう名前を零さぬ日など、一日もなかった。 自分の命が尽き果てる、その刹那まで。 プクプク・・ プクプク・・ 意識が、記憶が、また、水の奥底へと沈んでいく。 これで、五巡目だ。