私は生まれ育ったこの街を離れる日、
あの少女が数百年前から伝わる、この街のある建物の中で眠り続けている姫様だったと知りました。
そして、その姫様には”力”があったと伝えられています。
あの夢も、あの一瞬も、あの光も、
全ては眠り続けていた姫様の”力”だったのではないかと私は思っています。
”力”を持つ姫様が伝えるために夢を渡り、
忘れぬ様に”力”で躯という時間を止め、
姫様の”力”を具現化したものが
あの光だったのではないかと。
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