「嫌じゃないよ。
お母さんには幸せになってもらいたいし。
それにお母さんの選んだ人ならいい人だと思うから。」
そう言うと目に涙を浮かべたお母さんが
「ありがとぉー。初は優しい子ね。
初がお母さんの子どもとして産まれてきたことを
誇りに思ってる。」
と、言った。
なんか照れるなぁー。
「あしたもお母さん早いからね。」
やった!また一緒に居られる!
「あーそれと明日、浩隆さん紹介するわね。」
多分再婚相手ーーあたしのお父さんになる人のことだろう。
なんか楽しみになってきた!
「うん、楽しみにしとく。」
そう言うとお母さんは微笑んだ。
それからご飯食べながら話したり一緒にいられなかった長い時間の分まで
お母さんとたくさん話した。
そして、あたしのお父さんになるひとのこともきいた。
歳はお母さんより5歳年上…だから43歳。
お母さんの会社の取引先の社長だって。
社長と社長の子どもになるってなんだか新鮮(笑)
ある意味すごい!
明日が楽しみだなぁ。
その日はお母さんの横で眠った。