数段の階段を上がると、とても大きい扉があった。






玄関かな?





浩隆さんがカードキーをインターフォンの下にある機械にかざす。






それから指紋認証するとガチャと扉の鍵がはずれた。





セキュリティ抜群だ(笑)





「さぁ、どうぞ。」





そう言ってあたしを家の中に入れてくれた。






まず目に入ったのは大きなシャンデリア。





それから中央階段。





上を見ると高い天井。





ここって何階建てなの!?








あたりをキョロキョロ見回してるとお母さんがあたしのほうをみて





「初、すごいよね。おかあさんも最初来た時びっくりしちゃった(笑)」




と、笑って言った。







「浩隆さん。もうご飯作る?」





お母さんが浩隆さんの方を向いて言う。





「あぁ、作ろうか。もう7時だし。」




浩隆は答えると私の方を向いて





「初ちゃん、夕飯できるまで階段上がって左の部屋に入って待ってて。」





と、言った。





「わかりました。」





あたしがそう言うと仲良く2人で奥に入っていった。