俺は2人を見て、ある提案をした






紙に色んな事を書いて病室へと貼り、毎日、日付を書いてきちんと毎日来ていることを証明する






そうすれば優は不安が少し減るし
もしかしたら千紗の親も許してくれるかもしれない






そう思って3人で真っ白いA4の紙に沢山のことを書いた






『私の名前は加賀見優』
『〇月×日、毎日の記憶をここに記す』
『(たいへーの写真の横に)青葉泰平』
『(千紗の写真の横に)塩原千紗』





と1枚に1つずつのことが書いてあるそれを貼って俺達は部屋を出た






廊下で、千紗は少し嬉しそうに






「優、元気になったね」






と、笑いかけてきた






俺は頷くことしか出来ずにいた