次の日からお見舞いに行った






「ゆうっ!」






勢いよくドアを開けて声を上げると
ベッドに座っていた女の子はビクッと、体を震わせた






怯えている様な感じがしたので笑顔で






「遅くなってごめんね
学校で居残りがあって…」






そう言うと優は






「………あの、
ど、どちら様…
ですか?」






そう聞かれて耳を疑った






俺は、自分でもわかるような引きつった笑顔で答えた






「…えと、昨日会ったよね?
泰平、だよ?」






そう言うと顔をしかめて申し訳なさそうに






「ごめんなさい、覚えてないです」