聞き慣れた女の子の声、ずっと昔から知っている声、







三人が三人同じ反応をした







それを見てその子は……………







優は







「………どうしたの?
同じお顔で………?
私はね、あのね、
一人で歩けないから車椅子を借りてね、
えっと……





お散歩しようとしてたんだけど…
ま、迷っちゃって」







そう言いテヘヘと笑う彼女を見て俺は







「外に出ちゃだめだよ?
お医者さんに確認をしてから看護師さんと一緒じゃないとだめなんだよ?



ついて行くから一緒に行こう?
車椅子も押して上げるから」







そう言うと満面の笑みで







「ありがと!
私、優って言うの!
よろしくね
あなたは??」