和人が







「俺さ、正直ここ来るの優のお父さんと約束したからその約束守るためだけに来てなけど、
本人がいいって言ってるなら来ないでもいい?





まぁ、泰平が来るなら大丈夫だよな?
じゃ、任せるわ
また明日な泰平」







そう言い出ていった







俺は視界が涙でボヤけまくっていた







一緒に秘密基地を作り、一緒に探検もして、いつも一緒にいたのに…







こんな形で終わってしまうんだ







俺は、何をしていいのか分からなくて泣いていた







優が頭を撫でてくれた







「泣かないで、私は大丈夫だから、
泣かないで泣かないで」







優の優しい声が聞こえる







彼女の声は俺が泣き止むまで聞こえていた







暗くなったところで帰った