病室に行くと優は千紗の事には触れずに遊んだ
でも、俺はどうしていいのか分からなくなりつい、
「お、俺はさ!
ちゃんと毎日来るから!」
そう言うと優は微笑みながら
「あぁ、別にいいよ?
無理しないで、私そんなに寂しくないし…
それに二人とも部活とか友達とかあるじゃん?
私なんかにかまってたら大変な事になっちゃうよ?」
って笑いながら言うんだ
俺は咄嗟にこう言っていた
「なんで?
寂しくないなんて言うなよ!
ここに一人で、ただボーッとしていたら寂しいよ!
俺は耐えられない!」
そう言い泣いていた
だって、もう…
彼女はこの病室から出ることは出来ないから
足の筋肉の低下が原因で足が動かないらしい
腕を動かすのがやっとだと言っていた
彼女のところに誰かがお見舞いに来るのは見たことがない