それから、毎日毎日しつこいくらいにお見舞いに行った
トランプをしたり病室内でできることをしていつも遊んでいた
優は弱音も吐かず嫌がらずいつも笑顔で迎えてくれた
俺達もできるだけ笑顔で振舞っていた
たまに病室を出て帰りに千紗が泣き出す
その時にいつもこう言うんだ
『あの子はいい子で強くて優しいのになんで死ななきゃいけないの?
なんで笑顔でいられるの?
私…
もう見てられない…』
と、けれど次の日も必ずお見舞いに行く
それが約束で、俺たちが出来る彼女への精一杯の"支え"だった
友がいる、これが支えになっていると、言ってくれた
だから、何度も行く
嫌がられるくらいに行く
俺達は、生まれてからずっと一緒だったから、
俺達は、まだ四人で遊びたいから、
俺達は、優の笑顔が大好きだから、
だから行く
何度でも、何回でも………