「見て見て〜!
ここだと街が全部見えるね!」
山を登っていたら街を見渡せる場所を見つけてそこで休んでいた
「なぁ、優」
和人が優に声を掛けると笑顔で振り向き和人を見た
和人も笑顔で
「優はさ、何かの病気なの?」
そう聞いた
優の動きが止まった
俺と千紗は顔を見合わせた
少しの沈黙………
すると優が
「何それ?
私、病気なんて言ったことないよ?
病気じゃないんだよ
大丈夫だったの
あのね、具合良いから今日はたくさん皆と遊ぼうと思ったの
何か……変だった?」
首を傾げて尋ねる優に和人は
「いや、こっちこそ変なこと聞いて悪いな」
そう言いこの話は終わった