「・・・・・・いいのか、綾羽・・・・・・・。」

「うん・・・・・・。」

「ま、マジで・・・・・・?」

「うん・・・・・・。」

「・・・・・・今、親が仕事で明日の夜まで帰ってこないんだ。ちいも病院に入院してるし・・・・・・。・・・・・・うちに来るか?」

「うん・・・・・・。」


俺は、綾羽の手をぎゅっとつないで、公園を出た。

俺はこれから先のの展開が、どうなるかわかっていた。

綾羽は・・・・・・自分の時間が少ないことをわかっているんだ・・・・・・。

だから、俺に愛されることを求めているんだ・・・・・・。


「綾羽、今ならやめられるけど・・・・・・いいのか?」

「・・・・・・最初で最後にするから。お願い・・・・・・。今ここでヤらないと、この先ずっと、後悔するかもだから・・・・・・。」

「・・・・・・。」


俺は、綾羽の返事に何も答えることができなかった。

そうこうしているうちに、俺の家について、綾羽を自分の部屋に連れて行った。


「・・・・・・綾羽、親に電話かけて、こっちに泊まるっていえば?」

「うん。」


綾羽は、ケータイを手にとって親に電話した。


・・・・・・俺と綾羽、今から結ばれるのか・・・・・・。

いや、いつかは綾羽とこんなことするだろうって思っていたけど、急に言われてヤるとは、思ってなかったなぁ・・・・・・。